社会人恋愛事情

ちょっと!ちょっとちょっと!今日は社会人も悪くねえなという話です。

そろそろ寝ようかと思ってた夜11時頃、社会人一年目を日々全力で頑張っている友人からテンション高めに電話がかかってきたわけです。なんでも、前々から気になっていた同僚のかわいい女の子とついさっきまでサシで飲んできた、ということらしい。そのコがいかに可愛いかを電話口で説明するわけです。何度か話には聞いていたけど、「笑うと顔にスターダストが見えるんだよ〜」などとのたまっていたので、その友人はかなりの重症レベルでその同僚に入れ込んでる様子。ひとりファンクラブ状態。でもキモチはわからないでもない。同じ教室や職場にいるだけで、それだけで無条件にモチベーション上がっちゃうような、そんなタイプの女の子ってたまにいるもんね。わかるよ、マイフレンド。もはや宗教じみた恋愛感情みたいなアレのことだろ?勝手に脳内で神聖化しちゃってついつい畏れ多いキモチになっちゃうあのキモチのことだろ?でもねでもね、何がいいって今回のシチュエーションなんです。友人がそのコと一緒に飲み行った今回の流れが重要なんです。

その友人はまだ一年目の新人だから今年の忘年会の幹事を任されたらしいんです。そんで会社帰りに会場選びとか下見とかしなきゃいけないらしいんです。そんで、思い切って同僚のその女の子に「忘年会の下見に行かなきゃいけないんだけど、時間空いてたらこれから一緒にいってくれる?」って誘ったら、「いいわよ」ってことで一緒に下見に行ってきたらしいんです。そんで、前々から気になってた可愛い子なもんで、「お腹すいたしちょっと飲んでいこっか」って誘って、一緒に飲んできたらしいのです。友人はあまりの奇跡的な展開に正直忘年会なんてどうでも良くなってきたけど忘年会の幹事に任命されてホントに良かったと、興奮気味に語っておりました。

うひょ!?社会人おもしろそーじゃん!何この流れ!?体験したくても社会人にならなきゃ味わえない設定じゃん!しかもこの流れってなんだか、普通に誘って飲み行くよりドキドキしない?ちょっと密会っぽいしさ。。

中学生なら中学生なりの赤い実はじける事件があり、高校生なら高校生なりのドキドキイベントがあり、大学生なら大学生なりの胸の高鳴る流れがあるじゃないですか。一種の甘酸っぱさを帯びた付き合うの付き合わないの以前のデートみたいなやつがさ。そういうのは社会人になると無くなっちゃうのかと思ってたけど案外そうではないみたいね。環境じゃなくて気持ちの問題ってことだね。

今回の<忘年会の幹事任される→メンドクサイ会場探し→思い切って気になる同僚を誘う→会社帰りに一緒に下見→お腹空いたしちょっと飲んでこっか→うふふ>この流れを社会人甘酸っぱいイベントに認定しました。

なーんだ、そういう話なら、おれもそろそろ働こうかなってちょっと思った。